多色色鉛筆を選ぶときに確認したい3つの判断軸
大人の塗り絵や細密なスケッチを始めるとき、まず直面するのが色数の選び方です。基本の12色や24色では混色に頼る場面が増え、自然なグラデーションや陰影を表現するのに技術が必要になります。最初から中間色が豊富に揃っていれば、筆圧の調整だけで直感的にイメージ通りの色合いを紙に乗せられます。
一方で、70色を超える多色セットは作業環境を選びます。平置きの大型ケースは机の作業領域を大きく占領するため、狭いデスクでは作業効率が落ちがちです。また、色鉛筆を最後まで使い切るための補助具や、グラデーションを滑らかにつなぐツールの有無も、趣味を無理なく続けるための大切な条件になります。
HIFORNY 72色セットの特徴と実際の使い勝手
HIFORNYの本セットは、72色の色鉛筆本体に加えて描画をサポートする補助具が円筒ケースに一括で収められています。それぞれの仕様が日々の作業環境でどう機能するかを掘り下げます。
ソフトコア芯と色番印字がもたらす描画のスムーズさ
鉛筆芯にはソフトコアが採用されており、顔料の乗りが滑らかで重ね塗りがしやすい設計です。各軸には固有の番号、色名、耐光性評価が刻印されているため、使いたい色番をメモしておけば同じ色を迷わず再選択できます。ただし筆圧を強くかけすぎると先端がつぶれやすいため、細かい描画にはこまめな芯先調整が求められます。
ぼかし用ブレンダーと延長ホルダーによる作業支援
セットには無色のブレンダー鉛筆が1本含まれており、異なる2色以上の境界を自然にぼかしたり、紙の目を埋めて光沢感を出す表現に使えます。さらに鉛筆エクステンダー(補助軸)と専用の金属製シャープナーも付属しており、芯を尖らせた状態を維持しながら短くなった鉛筆も無駄なく扱えます。
縦置きできる円筒チューブケースの省スペース性と制約
保管容器には立てて置ける円筒形のチューブケースが採用されています。作業机の端に省スペースで直立させられるため、デスク上が散らかりません。一方で、購入者の声にもあるように、使い込んで鉛筆が短くなると筒の底に沈んでしまい、指が届きにくくなる制約があります。短くなった色から別容器へ移すなどの工夫が有効です。
| 項目 | 確認できる仕様 |
|---|---|
| 芯の仕様 | ソフトコア、削り済み、色名・番号・耐光性印字あり |
| セット内容 | 色鉛筆72本、無色ブレンダー1本、エクステンダー1本、金属製鉛筆削り1個(計75点) |
| 収納ケース | ポータブル円筒収納チューブ |
平置きトレイ型ケースでなくて不便ではないかという疑問
多色色鉛筆では、2段や3段の平置きトレイに並べるタイプが一般的です。そうした一覧性に慣れていると、筒状にまとまったケースは目的の色を探しにくいのではないかと疑問に感じるかもしれません。
確かに、72色のグラデーションを一目で見渡して直感的に選びたい場合は平置き型が有利です。しかし平置き型は開いた面積分の広いスペースを占有し、片付けにも手間がかかります。HIFORNYの筒型は机上をすっきり保ち、使いたいときにすぐ引き抜ける即応性を重視した設計です。作業スペースを広く確保できない環境では、この縦置き構造が大きな利点になります。
保管形式と道具の構成から考える選び分け
70色規模の色鉛筆を導入する際は、収納の形状と付属ツールの有無によって日々の取り回しが大きく変わります。ご自身の作業環境に合わせて選択肢を整理します。
| 選択基準 | HIFORNY(筒型・ツール付き) | 一般的な平置き多段缶ケース型 |
|---|---|---|
| 机上占有スペース | 直立設置のため省スペースで場所を取らない | トレイを広げるための広い作業面が必要 |
| 色の俯瞰のしやすさ | 上部から頭を見る形になり、全色の一覧性は劣る | 全色が並ぶため、微妙な中間色の比較がしやすい |
| 付属アクセサリ | ブレンダー鉛筆、補助軸、金属削り器が同梱 | 色鉛筆単体のみで構成されることが多い |
このセットが合う人・別の選択を考えたい人
机の上が狭く、色鉛筆を広げたままにできない環境で塗り絵やイラストを楽しみたい人に合っています。混色用のブレンダーや短くなった芯を支えるホルダーも付いているため、追加の画材を個別に揃えずにすぐ始めたい初心者にも適しています。
一方で、全72色をトレイに並べて色調の並びをじっくり眺めながら制作したい人や、短くなった鉛筆を同じ筒の中でスマートに取り出し続けたい人には合いません。その場合は平置きトレイ式や個別ペンスタンドの利用を検討してください。
コンパクトな環境で豊かな色彩を楽しむための結論
HIFORNYの75本セットは、72色のソフトコア色鉛筆とブレンダーなどの実用ツールを、省スペースな筒型ケース1本に集約した実用性の高いセットです。一覧性や短くなった際の取り出しやすさに妥協は必要ですが、限られた机上スペースで多彩な色表現を楽しみたいなら十分に応えてくれます。現在の在庫や詳細なセット内容は公式商品ページで確認してください。
出典・購入メモ
購入日:2025-10-09。Amazonの口コミ19件を参考にしています。確認日:2026-09-23。
